バイオマス発電の燃料について

 
境港バイオマス発電所にて使用する主な燃料は、東南アジアが原産のパーム椰子殻です。
通常であれば産業廃棄物として処理されますが、バイオマスの燃料として使用することにより、熱利用や発電に活かすことが可能となります。
その他にも、境港市にて発生したバーク(樹皮)材を使用し、近隣港湾事業の資源循環にも貢献させていただきます。
 
 パーム椰子殻

PKS(Palm Kernel Shell)とも略されます。
パーム(アブラヤシ)の実からパーム油を搾った後の椰子種殻です。
水分含量が少なく発熱量が高いことから、バイオマスエネルギーとして注目されています。
 木質チップ(バーク材)

境港の荷役作業で発生したバーク(樹皮)材を使用します。
そのままでは高含水率かつ不定形で燃料には適しておりませんが、粉砕し木質チップとして利活用が可能です。
 
 
 
 
 
 
燃料の持続可能性を確保する為の取り組み

 
資源エネルギー庁より策定されている、事業計画策定ガイドライン(2020年4月改定)に基づきまして、取り組みの内容及び燃料発生地点での情報を公開いたします。
 
燃料としてご紹介したパーム椰子殻(PKS)は、主産物である「パーム油」を搾った後の副産物であることから、「農産物の収穫に伴って生じるバイオマス燃料」に該当する為、以下の情報はPKSに関するものとなります。
 
 
 
 
  燃料持続可能性の確保に向けた弊社の自主的取り組み 

 
 当社は、調達先の商社及び輸入総代理店の流通経路を把握し、燃料の発生地点から発電所に至るまでのサプライチェーン上に
   おいて、持続可能性の基準に適合しているPKSであることを確認してます。
 
 
 
 
  バイオマス燃料(PKS)に関する第三者認証(GGL認証)の取得について

  
 資源エネルギー庁発行の「事業計画策定ガイドライン(バイオマス発電)」に基づき、燃料として使用しているPKS(パーム椰子殻)に関するGGL認証(Green Gold Label)を2024年2月8日付けで取得致しました。【認証番号:GGL-896071】
 
 
 
 
  燃料の識別番号及び燃料発生地点の情報

 
 
 
 
  ライフサイクルGHGに係る自主的取組等の情報開示について

FIT/FIP制度に基づくバイオマス発電事業において使用したバイオマス燃料について、事業計画策定ガイドライン(バイオマス発電)に基づき、以下のとおりライフサイクルGHGに係る自主的取組等の情報を開示します。